おはようございます! 寒さも大分ゆるんだといってもまだストーブが離せません。 風邪も今ひとつで外に出ず家で読書しながら過ごしました。 何かと忙しくじっくり本を読むことも少なかったので有り難いことです。 中国古典の六中観の中に「壺中に天あり」という言葉があります。 私たちが日常生活のに在って、それに限定されず、とらわれず、 独自の世界別天地を持つことをいいます。 壺の中に天があると言うことは自分の中に宇宙・自然・社会が 在るということにもつながります。 日頃生活する上で、事の善悪、人の評判、好き嫌い、美醜等に振り回され、 ストレスと不安の中で生きています。 よく生き、よく死ぬためにはストレス・不安にとらわれない考え方 生き方をどう確立するかが大切のようです。 自分という小さな壺であってもその中には広大な宇宙・自然・生命力が あるということはすごいことだと思います。 情報洪水の中激しい環境変化の時代で、ストレスと不安に 脅かされがちなだけに自分を見つめ別世界を持つことの 大切さを痛感します。
壺中に天あり
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