おはようございます! 寒さも大分ゆるんでき、日々少しづつ夜明けが早くなってきました。 明の時代呂坤(りょこん)は「呻吟語」を残しました。 「呻吟」とは痛みに堪えかねて発する「うめき声」です。 誰でも痛みは体験しない限り分かりません。 しかし直ればすぐ忘れてしまいます。 それを忘れぬ為に書きつづったのがこの語録です。 その中に「四要」があります。 四要とは機に応じて、判断を下す際に重要な行動指針です。 1.絶好の機には、思い切って断行せよ。優柔不断であっては成らぬ。 2.信念は貫け。中途でくじけるな。 3,いかに急を要する時にも、思慮深く沈着であれ。 軽々しくやるな。 4.不測の事態にはすばやく問題を把握して機敏に対処せよ。 ぐずぐずするな。 呂坤の体験から生まれたこの四つの行動指針は、具体的な戒めです。 責任ある人が判断を下す際に参考になり、よくかみしめ、 銘記して実践したいものです。