おはようございます! 今朝も穏やかな、気持ちのいい朝を迎えています。 この朝の一時私の好きな時間です。 論語に「君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。」 という言葉があります。 孔子の言う「和」は自分の主体性を保ちながら、他の人々と協調すること。 「同」とは無原則に付和雷同すること。 だからこの言葉は「君子というのは協調性はあるが無原則な妥協はしない。 それに対して小人は無原則に妥協するばかりで 真の協調性には欠けている」といった意味になります。 日本の組織は一人一人の人間に主体性がなく、誰もが同じ発想や 似たような思想で固まってしまう傾向があります。 いってみれば金太郎飴のようなもので、それをもって「組織の和」と 思いこんでいる節がないでもありません。 こうした組織は調子のいい時は大きな力を発揮しますが、 いざ壁にぶつかると、意外なもろさがでます。 本来強い組織や社会というのは、それを形成するひとりひとりが 他とは違う個性を持っています。 和して同じない、しっかりと主体性を持った生き方を目指したいものです。