おはようございます! 今朝はさわやかな朝ですが少しひんやりします。 庭には様々な花だけでなく草もすぐ大きくなります。 「一期一会」は井伊直弼(いいなおすけ)の『茶湯一会集」に 出てくる有名な言葉です。 「一期」とは、人が生まれてから死ぬまでの期間、一生涯のことです。 「一会」とはただ一度の出会いということです。 一度人に会って接する時は、一生に一度しかないという覚悟で、相手と 対応すべきだということが普通の解釈です。 しかし人に会うということだけでなく、日常のいろいろな行いをする場合、 たとえばある本を読んでいるということ自体も、その本を読むということに 出会っているわけで、これも一期一会です。 仏教においてもこの世は無常で、会う者は必ず離れる運命にあるといい、 会った時がお別れであり、同じ巡り会いは二度とないので やはり一期一会といえます。 毎日生活をしていますと、様々な人との出会いや、出来事に遭遇します。 年をとってくると会いたい人にも会えなくなることが増えてきました。 一期一会の意味をよくかみしめ、日々の生活と出会いを 大切にしたいものです。
一期一会(いちごいちえ)
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