おはようございます! 夜中激しい雨でしたが、今は晴れていて雨に洗われた新緑が鮮やかです。 昨日は特に予定もなく、パソコンソフトをインストールしたり、 読書をして過ごし、ゆっくりした一日でした。 「捲土重來」という言葉があります。 一度敗れたものが再起を期して巻き返しをはかることをいいます。 秦の始皇帝の亡くなった後天下を争ったのが項羽と劉邦でした。 始め項羽の方が圧倒的に優勢でしたが、次第に劣勢になり、最後は劉邦の 大軍団の追撃を受け、長江北岸まで落ち延びました。 このとき残った配下は二十数騎だったそうです。 「船はこれ一隻。江東へ逃げ延びてもう一度旗揚げなさい。」とすすめられた が「いや、わしは天に見放されたのだ。」といって、劉邦軍に斬りこんで 壮烈な最期を遂げました。 唐代の杜牧(とぼく)という詩人が、この地を訪れ、 「捲土重來いまだ知るべからず」と詠みました。 勝か負けるかは兵法家でも分からない。 いったん落ち延びて再起を図ったら、結果はどうなっていたか分かりません。 項羽ではありませんが誰にでも失敗はあります。 失敗したらそれを教訓にして再起を図りたいものです。
捲土重來(けんどじゅうらい)
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