おはようございます! 雨は降っていませんが今朝はどんよりとした空です。 昨日読んでいた禅の本で「一期一会」の句が心に残りました。 「一期」とは人が生まれて死ぬまでの期間、一生涯のことです。 一度人に会って接する時は一生に一度しかないという覚悟で、相手と 応対すべきだというのが普通の解釈です。 しかしこれは人に会うというだけでなく、日常のいろいろな行いをする場合、 たとえば本を読んでいる場合も本を読むということに出会っているわけで、 そのようなことも「一期一会」とありました。 うれしいことにあったときは徹底的に喜べばいい。 しかし、そしてそれっきりだという世界です。 悲しいときには天も裂けよとばかりに泣けばよいのです。 そしてそれっきりだという世界。 無心に喜び、無心に悲しむ世界、そういう喜び悲しみの主体となるものが 無心ということで、こういう無心の喜怒哀楽の生活、または生涯を 一期一会の生涯というとありました。 「一期一会」の言葉をかみしめて、日々の出会い、出来事を 大切にしたいものです。