こんばんは! 明日早く福岡へ行きますので、夜のうちにブログを書いています。 午前中お墓参りを済まし、家内と娘を菊池の観光ホテルへ送りました。 倫理の一泊研修に参加するとのことで成果を期待しています。 一人で大牟田に戻り、事務所で菜根譚を読んで過ごしました。 高校時代から読み返していますが、読めば読むほど、噛めば噛むほど 味の出てくるのが菜根譚です。 中国には昔から儒教と同郷の二つの思想がありました。儒教がエリートの 思想とすれば、同郷は民衆の思想です。両者とも人々の悩める心の問題に まではほとんど関心を示していません。その欠を補ったのが仏教でした。 菜根譚は儒教と道教と仏教を融合し、その上に立って円熟した 処世の道を説いた本です。 だからそれぞれの境遇に応じて必ずや得る所があるはずです。 厳しい現実の中で苦闘している人々は適切な助言を見出し、不遇な状態に 苦しんでいる人は励ましと安らぎを見出し、心のいらいらに悩んでいる人は 大いなる安らぎを与えられます。 一生これからも様々なことがあると思いますが、その時その時に 菜根譚を読むことで自分を見つめ鍛えていきたいと思います。