おはようございます! 少し早く目覚め窓を空けると夜明けとともに虫と蝉の声聞こえます。季節の変化感じます。 最近あぶらせみの鳴き声聞こえません。蝉や鳥の生態にも変化起きているようです。 雨が上がると急に温度上昇します。熱中症に気をつけねばなりません。 菜根譚若い時からの愛読書ですがうれしい時や悲しい時又どうしようもない時に読みます。 その時々で気づかされることあります。昨夜読んだ菜根譚の一説に次のようにありました。 士君子、一たび窮愁(きゅうしゅう)蓼落(りょうらく)にあたるも、いかんぞすなはちみづから 廃弛(はいし)せんや。 「士君子」、人間学を勉強している人は、「一たび窮愁蓼落にあたるも」。「窮愁」の「窮」は 弓をグーッと引っ張ってパッと射ようと思った時に弓の弦がパチンと切れることで困ったことで す。「愁」は憂い、悲しみ、困った状態です。「蓼落」とは一文無しのスッテンカラリンで落ちぶ れることです。「あたるも」はそんな状態にあっても。「いかんぞすなわちみづから廃弛線や」、 どうして自ら「廃弛せんや」。「廃弛」とは人生を捨てることをいいます。 要はいざ弓を射らんとする時にぷつんと切れたような状態であっても、一文無しのスッテンカラリ ンとなっても、人生を捨てるようなことは決してしないということです。 人生思うようになる時もたまにはありますが思うようにならないことばかりです。 投げやりになりたくなる時この言葉を思い出し救われたこと多々あります。 すぐには解決出来ない難問だらけの世界に生きていますが「廃弛」せず取り組まねばと心新たにし ています。逆境の時が一番自分を磨き、道を開くチャンスと思うようにしています。