おはようございます! 体育の日ですがいつもと同じように起き,さわやかな朝を迎えています。 昨日は6時半の高速バスで福岡へ向かい,9時の飛行機で上京しました。 大学のゼミの恩師吉野先生のお別れの会が如水会館で行われました。150名の参加でした。 吉野先生は今年9月11日に逝去され87歳の生涯を閉じられました。 吉野先生は国際金融の専門家で学問的にも大きな業績を揚げられ,又国際金融、為替,中小企業の 金融の造詣も深く,数多くの具体的な政策を提言された方です。 ゼミナール制度は一橋大学独特の制度で10人位の生徒が週1回指導を受ける制度です。 家族的な雰囲気で先生と生徒の独特の信頼関係が生まれています。ゼミナール教え子も500名を 超えています。たまには後楽園の近くの先生の自宅でゼミナール行われ,夕食をごちそうになった 事が懐かしく思い起こされます。ご夫妻に子供さんいなかったせいかゼミナールの生徒子供のよう にかわいがってもらいました。人生の岐路に立ち思いあぐねていた時親身に話を聞いていただき ご指導いただきました。かけがえのない恩師です。普段はいつもニコニコされていますが,授業の 時は厳しく凛とした態度で臨まれ,緊張感ありました。卒業生も各界各層に行き卒業後も先生を訪 ねていました。聞き上手でうなずきながら話を聞いておられ、この事が単なる学問だけでなく具体 的な政策提言の基本になり,現実の社会の動きを的確にとらえておられました。 私はゼミの5回生でしたが先輩後輩達とも先生の思い出話できうれしく思いました。 吉野会も高齢化が進み,先生もおられなくなり,それぞれの年次で吉野会をやる事になりました。 同期の友人5名参加していましたが体調崩して大分弱っていたのが気になります。 会の終了後親友と場所を変えて飲み直しました。銀行の役員をしていましたが今は美術学校へ通い 絵を描いているとの事でした。これから自分の趣味を深めたいと張り切っていました。 多くの懐かしい人に会え,先生のご冥福を祈りつつ帰路につきました。