おはようございます! 和歌山市のホテルで早く目覚め元気に朝を迎えています。比較的に暖かい朝です。 昨日は7時半の新幹線大牟田駅発で和歌山に来ました。4時間半の旅で車中読書したり,パソコン をいじったり,車窓からの景色を見たり、汽車の旅を楽しみました。 和歌山初めてです。徳川御三家の紀州家のあった所で人口30万人位の落ち着いた市です。 町を紀ノ川が流れています。新日鉄住金製鉄所の和歌山工場があります。大牟田に本社のある ヤマサキここで製鉄所の炉の築炉や炉のメインテナンスの仕事をやっています。 ヤマサキは明治10年頃の創立で今の社長45歳で5代目です。炉の仕事が中心で和歌山,鹿島, 岡山の新日鉄住金の工場の炉の築炉や維持管理の仕事をしています。 今回社長の誘いで和歌山の工場の炉の新設あり来年2月完成の予定で今なら中見ること出来るとの 事で今回の視察となりました。工場の敷地も50万坪位で社員3千人、業者の人7千人が働いている との事で先ず大きさに圧倒されました。炉の建設現場を見せてもらいましたが圧巻です。炉の高さ も80メートル位あります。炉の中の温度1500度位になるそうです。その温度に耐えられる耐 火煉瓦を中に並べて行く仕事です。この並べ方に長年つちかって来たノウハウがあります。 ミスが許されません。建設は大部分機械化されていますが築炉の所は人間がやらねばなりません。 製鉄業界も国際競争の激化で生き残りをかけ、国内のメーカの統廃合が進み、新日鉄と住友金属、 日本鋼管と川崎製鉄の合併で2社と他に神戸製鋼の3に統合されています。今後10年 位は新しい炉の建設はないだろうと言われています。それだけに今回の視察は二度と ないチャンスで勉強になりました。 工場現場の責任者の人達から詳しく仕事の内容の説明を受け,これまでの人達の仕事に対する使命 感、責任感と情熱ををひしひしと感じました。ローマーは一日にして成らずです。