こんにちわ! ブログ朝書いていたのですがお寺の関係でお昼になってしまいました。先ほど3泊4日の聴聞を 無事終え二日市より帰ってきました。いつもより睡眠時間少なかったのですが元気です。 昨日は午前3時から「父母恩重経」を何度も声を出して唱えました。1回20分位かかります。 読書は声を出して読む,繰り返し読む事が効果的です。何度も読んでいくと少しずつイメージ湧い て来ます。マインドマップに「父母恩重経」の要点をまとめ,その後今回何故聴聞をしたか,何を 考え、何を反省したかをまとめました。これをやる事により考え大分整理出来ます。 頭の中だけだと後で何を考えたか復元するのが大変です。 聴聞中2人の指導者部屋に来られ「父母恩重経」を読み何を考えたかを話さなければなりません。 普段は物わかりの良い,優しい,話しやすい人達ですが聴聞中は夜叉のごとく怖い人となられ、 情け容赦なく鋭く深くこちらの考えの中に切り込んで来られます。古希を過ぎ普段あまり叱られる 事ないだけに,なるほどこういう考えもあるのかと勉強になります。 最近良かれと思って決断し,やった事が思いがけない方向に行ったり,反省する事ばかりでした。 何故そうなるかを見つめたいというのが今回の聴聞の目的でした。 人間は本来両親から生まれ,成長する迄数えきれない恩を受け大きくなります。成長すると自分 一人で大きくなったと錯覚し親の恩を忘れ,自分の道を歩き始めます。人間は親以外の家族や, 親戚,知人、同僚,先輩等多くの人のおかげで生かされています。この恩にいかに報いていくかが 人間として何よりも大切と教えられます。両親40年前に亡くなり,親に報恩どうすれば良いか 悩んでいました。いつの間にか親になり,孫もいる年になると親の視点で自分に何を望み,期待し ていたかを考えていくとよく分かります。何一つ応えていない自分が情けなく反省ばかりです。 聴聞中2人の師からこれ迄の具体的な事例をもとにぎりぎり追い込まれます。何と答えようと容赦 なく跳ね返されます。とことん鍛えられます。普段自分を見つめる時間少ないので有り難いです。
聴聞3日目
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