おはようございます!
昨日東京から戻り大牟田の自宅で朝を迎えています。今日もどんよりした曇り空です。
昨日は午前中の便で福岡へ戻りました。機中「公器の幻影」を読んで来ました。作者は芦崎本名
松村氏で一昨年の日経小説大賞受賞者で現在財務省大臣官房審議官で若いころ大牟田の税務署長
されていた時からの知人です。「スコールの夜」で日経小説大賞を受賞し今回が3作目です。
現役官僚で多忙な生活の中で小説を書くこと並大抵のことではないと思います。現役財務省官僚
作家が描く作品でメディアの裏側を浮き彫りにしています。今回のテーマは新聞ジャーナリズム。
臓器移植問題を報じる新聞記者の生き方を通して公器(マスコミ)とは何かを問いかけた力作で
す。社会部の記者が中国の西安で金銭が絡み死刑囚の臓器が日本人患者に移植されているという
事実を突き止め、掲載すると、中国政府は強く反発し、日本国内でも臓器提供の要件緩和を目ざ
す法案が動き出す。臓器移植法案をめぐりうごめく政治家達。更に脳死判定におけるデータ改ざ
んと違法な政治献金を追う。それを公にすることは移植手術を待つ患者たちの希望を打ち砕く事
にもなる。正義か、信条か、功名心か主人公を通して色々問いかけてくる作品です。
物事を深く掘り下げて課題問題点を浮き彫りにしていく考え方、手法参考になります。あるテー
マで何故何故と問い続けていくと色々なもの見えてきます。課題が明確になった後これにどう対
応していくかとなると又大きな壁があるようです。
コンサルの仕事にも共通しています。顧客の課題を整理し明らかにしていくとどうすべきかの方
向が幾つかに整理されます。どの道を取るかの最終選択には経営者の強い決断と意志が求められ
ます。評論家と当事者の立場の違いもあります。今このテーマで日夜頭を痛めています。