おはようございます!
今朝も元気に静かな朝を迎えています。毎日が淡々と過ぎていきます。同じ様で日々違います。
一日の生活にリズムがあります。日々の生活をしっかり味わっていきたいと思います。日々悲喜
交々の出来事の連続です。一つ一つを深く味わっていきたいものです。
昨日は土曜日でしたが朝から事務所に高専の電子工学の専門の准教授来られ様々な問題の意見交換
をしました。まだ30代半ばの意欲的な先生です。柔軟な考えの持ち主で積極的に異質な世界の考
え方を取り入れようとする人です。三年前知人の紹介で知り合いましたがそれをきっかけに教経会
〈古典の勉強会〉を立ち上げ共に渋沢栄一翁の「論語と算盤)今は福沢諭吉翁の「学問のすすめ」
に取り組んでいます。電子工学の専門家ですが馴染みのなかった古典に意欲的です。異質な世界の
考え方を取り入れていくことで今までになかった新しい発想法生まれるようです。最近電子回路の
本も出版しています。これまでベンチャー企業も立ち上げたり企業経営にも関心持ち、高専では自
分の研究だけでなく後進の指導に情熱を注いでいます。独立精神旺盛で人生を真正面から受け止め
て生きていこうとしています。高専も設立50年を過ぎましたが歴史の流れの中で新たな動き求め
られています。新しい使命を見出し、道を切り開いてくれることを期待しています。私と親子以上
の年の開きありますが彼から学ぶこと多々あります。これからが楽しみです。
昨日読んだ安岡正篤師の「活学一日一言」の「うまい味」が心に残りました。甘い・渋い・苦いは
畢竟(ひっきょう)偏見である。その至極はもはや甘いとも渋いとも苦いとも、何とも言えないう
まい味である。
たとえば老子はそれを「無味」という。無味とは「味ない」ではない。「偏味で無い」ことであ
る。何とも言えない、うまい味のことである。これを別に又「淡」という。淡とは味が薄い、味無
いということではない。「君子の交わりは淡として水の如し」とは水のように何ともいえない味、
それこそ無の味ということである。味わいたい言葉です。